
目次
中高年引きこもり61万人
40~64歳の引きこもりが61万人居るという全国調査のデータが内閣から発表された。
若年引きこもりは51万人で合わせると100万人を越える。
100万人といえばニートだけで一つの県が出来てしまうほどの数だ。
これはうちのブログでは放っておけない案件なので取り上げさせてもらう。
ニートといえば若者のイメージがあるが実際は中年ニートの方が圧倒的に数が多い。
中年ニートはドキュメンタリーでしか見ることが出来ないが、明るみに出てこないだけでかなりの数居るようだ。
実際にはこのデータよりもっと多くの中年ニートが潜在していると思われる。
今はネットの時代なので中年ニートの実態をブログや掲示板で垣間見ることが出来る。
経験により働くことを諦める
中年ニートには2通りあり、普通に働いていたけど働けなくなった人と若い頃からの長期ニートがいる。
歳を食ってる引きこもりは社会復帰が難しく、ある種の諦めが出てくる。
バイトすら採用されにくくなってくるし、仮に就業してもすぐ辞めてしまうことが多い。
今までの経験から自分がどこへ行っても出来ないことが分かってしまうので働くことを諦めてしまうのだ。
いわゆる無能であることが自分でも分かってくるのである。
40歳を超えて無職だと頑張ろうという気力すら失われる。
中年ニートの中には10年20年選手のニートも多いのではなかろうか?
高校中退などから引きこもりになり一度も社会に出ない人も居る。
この手の長期ニートにとっては働くということのハードルが高すぎるのだ。
中年ニートの末路とは?
働かずにこれまで生きてこれたのはある意味ラッキーと言えるかもしれない。
社会は引きこもりを社会復帰させようとするが
働かずとも生きていけるなら無理に働く必要はないのだ。
それだけ社会が豊かになったということだから。
仮に縄文時代や恵まれていない国に生まれていたら即死。
中年ニートは親がいなくなっても資産を食いつぶすなどして生きていくだろう。
何があっても働くという選択肢を取らないのが中年ニートの特徴だ。
実際にホームレスや生活保護といった末路を辿る人は少ない気がする。
中年ニートは親の介護をするという役目が残っている。
働かなくても家で介護をやれば親孝行にもなるしまだ存在意義はあると思う。