カラオケで高い声を出したいけど、裏返ってしまうというケースは多いと思う。
ヒトカラ歴10年以上の俺がミックスボイスの出し方を解説する。
ミックスボイスとは?
ミックスボイスとは地声と裏声を混ぜたような発声方法である。
またの名をミドルボイスと言い、チェストボイスとヘッドボイスの中間の声区になる。
ミックスボイスを習得すれば、地声では歌えない音域を裏返らずに発声することが出来る。
プロの歌手のほとんどはボイトレによってミックスボイスを身に付けている為、力強い高音が出せる。
ミックスボイスを極めれば、男性でも女性の曲を原曲キーで歌うことも可能。
ミックスボイスの出し方のコツ
ミックスボイスで意識するポイントは以下
・鼻腔共鳴
・声帯の伸展・閉鎖
・腹式呼吸
・喉を開いて脱力
感覚としては喉を開いて脱力させて、声帯を伸展させつつ閉鎖するといった感じ。
声帯は閉じても、喉はあくびのように開いた状態を維持するのがコツです。
鼻腔共鳴は鼻の穴に声を響かせるように発声することで、高音の抜けが良くなる。
腹式呼吸は必須ではないが、腹式で発声することで喉の負担を減らすことができる。
ミックスボイスの練習方法
裏声(ファルセット)鍛える
ほとんどの場合は地声の強さに対して裏声が弱すぎるのでまずは裏声を徹底的に強化する。
フクロウの鳴き真似をしたりすると裏声を出す時の輪状甲状筋が強化される為、ミックスボイスをコントロールする為の土台が出来る。
ハミングで鼻腔共鳴を練習する
口を閉じた状態で、「んーーーー」と声を出すのがハミングだ。
ハミングの響きを鼻の穴や頭のてっぺんに響かせるようにする。
ハミングの状態から口を開いてかつ喉を脱力して発声するとミックスボイスの感覚が掴みやすくなる。
最高音hiAの曲を歌ってみる
まず男性の換声点付近となる最高音hiAの曲を歌ってみる。
粉雪はロングトーンなのでhiAの練習に最適。
男性の場合hiAがスムーズに出せればミックスボイスは出来ていると言っても過言ではない。
女性の場合はHID辺りがミドルの音域になるので、その辺が最高音の曲で練習すると良い。
ミックスボイスを地声っぽくするには?
ミックスボイスを地声っぽくするには、声帯の閉鎖を強めて地声成分を増やすこと。
そして地声を裏声をバランス良く鍛えて、声帯周りの筋肉をコントロールする力を付けていく。
裏声ベースと地声ベースのミドルがあり、一般的には地声ミドルの方が難易度が高いと言われている。
閉鎖を強くするにはエッジボイスというガラガラ声を練習する。
ミックスボイスは大きな声を出して歌うことが出来なければカラオケでは使い物にならない。
練習の際は小声ではなく、ある程度声を出せる場所で声を張って出すことが大事。
まとめ
ミックスボイスを出すには地声と裏声をバランス良く鍛えることが重要になる。
裏声さえ出せれば、練習次第で誰でも出来るようになるので決して難しくはない。